コミケの立ち入りの変化
1996年の夏コミからコミックマーケットの会場は東京ビッグサイトで定着し毎年夏と冬のこの時期は、有明に同人誌が溢れオタクとコスプレイヤーで埋め尽くされる異世界が展開します。
セーラームーン、エヴァンゲリオンと大人気作品が続いた同人誌業界でのブームは、1990年代後半~2000年代には「萌え」ブームに繋がり数多くのエロ同人誌が作られ、男性に大人気の同人誌が次々と出ています。
二次創作というのは著作権や性的描写といった問題があるのですが、東京ビッグサイトに会場が定着してからは「企業ブース」が確立し、その立ち入りが変化したのです。
要するに「アマチュアイベント」だけではなくなり、権利問題やその他もろもろの問題さえも無視してしまえるくらい、このイベント影響力は計り知れないということが出来ます。
現実問題として企業側も高いプロモーション効果を期待していてその効果は見られています。
参加者も限定商品を求めて徹夜する人すら出てきて、コミックマーケットをオタクイベントというだけのモノではなくなってきているのです。
いわば商業的イベントにもなりその意味はかなり大きいといってもいいでしょう。
さらに、同人誌は本に限定されずソフトウェアも加わり、さらには作品にプロダクションがつきアニメ、ゲーム化の道も定番となり、同人作家からプロデビューする人が増えて、同人サークルそのものが商業メーカーに転身するなどオタク的な「表現」の登竜門とも言える役割になったという意味では、イベントが開催当時の「自由な表現の場」という「COM」「迷宮」のコンセプトは今も引き継いでいるといえるのでしょう。
アダルトアニメの歴史
手塚治氏の虫プロダクションが設立された1960年代に作られたアニメラマがアダルトアニメの火付け役になったように思えます。
虫プロダクションはこれまで子供を対象にしたアニメを作っていたのですが、手塚氏自身はアダルトなシチュエーションを漫画に取り入れていたこともありましたし、女性のヌードも結構ありましたね。
虫プロダクションが製作をしたアニメラマには哀しみのベラドンナ、クレオパトラ、千夜一夜物語という三部作があるのですが、アダルトな要素も盛り込まれていたため男性からの人気が非常に高かったですね。
このようなアダルト的な予想を取り込んだアニメを色々な製作会社が作成をするようになり、そこからアダルトアニメが造られるようになったといわれています。
そして1980年代にロリコンブームといわれる流行が訪れたことによって、アダルトアニメが一気に人気になったのです。
そしてアニメだからこそ表現をすることが出来るシチュエーションの作品も多くなり、多くのファンを獲得することになったのです。
さらにアダルトゲームをプレイするという人も増えたことから、アダルトアニメの需要も高くなり、現在はアダルトゲームがあるからこそ、アダルトアニメも売れるといわれています。
以前はアダルトアニメは単体で売れていたものですが、現在はアダルトゲームの人気に乗らなくてはなかなか売れないのが現状となっているのです。